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高濃度酸素水で日本人の理科離れを考える

 おはようございます。


 8月に入って珍しくこれといって体に痛いところもなく、ウエイトトレーニング、サッカー、泳とヘビーにこなせています。
 32歳にも関わらず、動きのほうも徐々にキレが戻りつつあり、あと10年くらいいけんじゃね!?
 とか思っちゃってます。
 んなこと言ってると
 「ブチッ!」
 っていっちゃうことが多いんだよなぁオレの人生って。

 
 そんな運動三昧の生活のなかで気になることが。
 
 最近スポーツクラブなどで通常の飲料水より酸素が多く含まる、いわゆる ”高濃度酸素水”を飲みながらトレーニングしている人をみかけます。
 スーパーの売り場でも、その類が数種類並べられています。
 また飲料水のみならず、化粧にも ”酸素プラス” の謳い文句が記されたものが存在するようだ。

 流行っているのだろうか。

 
 毎日ぜぇぜぇ言わされているものの、疲労を早く回復させトレーニングのサイクルを早めたいと願う私にとって、酸素をいかに摂り込むかは非常に重要な問題であります。
 ということで試しに ”酸素15倍!” と謳っている水を買って飲んでみた。

 実感なし。  

 成分表示を見てみると100mℓ中酸素は6mgとある。
 ってことは通常の水は0・4mgって計算になるのだが、酸素は水に溶けにくいため、ほとんど0のに近い数字の15倍で、実際には量にほとんど変わりはないような気がしないでもない。
 まぁ ”酸素5・6mg増量” って謳ってもインパクトが弱いうえに、私と同様に量にほとんど変わりはないと感じる人も増えてしまうだろうからこの辺の謳い文句は致し方ないのかもしれませんが。

 で実際この量って呼吸と比べたらどうなの?
 と思い大まかに計算してみた。

 1分間に呼吸をした空気の量(分時換気量)が仮に15ℓで、酸素20・93%の空気を吸い、吐き出した酸素濃度が18・93%だとすると、2%体内に摂り込んだことになるから、15×0・02=0・3ℓ。
 高濃度酸素水の成分表示に単位を合わせると300mℓ摂り込んだことになる。

 ということで高濃度であっても呼吸と比較したら、1分間どころか1回の呼吸にも満たないようなわずかな量であることがわかるのだが、じゃあ仮に15倍が150倍になったところでどうなんでしょうか。
 量が増えれば効果がでるのでしょうか。

 確かに高濃度酸素の環境が人間に様々なメリットをあたえることは、医療や美容をはじめスポーツの世界でももはや常識となっています。
 だからといって酸素を飲料水や化粧水に含ませて、飲んだり肌に塗ったりしたところで本当に効果はあるのでしょうか。
 
 プロフィールにあるように、私、運動学をかじってます。
 運動学というのは解剖学を理解して成り立つもので、もう忘れてしまった部分も多いですが、私、人間の構造を大まかにですが把握しています。 
 なので人間が酸素を肺から摂り込むことを知っています。
 「それ以前に理科の授業で習うだろ!」
 「生きてりゃ気付くだろ!」
 等のツッコミありがとうございます。
 ごもっともです。

 それでは飲料水の中に含まれる酸素を肺以外の胃や腸などの消化器官から、または化粧水に含まれるの酸素を皮膚から吸収できるのでしょうか。

 皮膚呼吸という言葉があり、 ”吸” という漢字が使われているということも手伝って、皮膚は酸素をはじめとした何かを体内に摂り込む機能を備えているような感覚に陥りがちですが、皮膚は排泄器官といっても過言ではありません。
 両生類や爬虫類、小型動物一部には、皮膚や粘膜から酸素を摂り入れることができる生き物が存在しますが、それは総排泄腔の内壁に毛細血管の豊富な部位がありこの部分が呼吸に関与しているからです。
 
 テレビで芸人が全身に金箔を長時間塗っていたり、全身に刺青をいれたり火傷を負ったりすると、皮膚呼吸ができなくなり生命に関わるという話をききますが、、それは風説であったり排泄や分泌に支障が出るのが原因と考えられます。

 
 で、ネットで高濃度酸素水を探っていたら、こちらを発見。

 槍玉にあげて大変申し訳ないのですが、飲料用とありながらページにもラベルにも魚の写真が使われていて、淡水魚と海水魚が同じ水槽で泳いでいる画像なんかもあるのですが、魚はエラ呼吸、つまりエラがあってそれに分布している血管に水中の酸素を摂り込む構造を備えているので人間の飲むという行為とはちと違うのでは。

 それからトップに
『医師注目の不思議な泡』
 とあり、説明に
『酸素ナノバブル水で動脈硬化予防の可能性』 
 とあったので (こちら) 早速読んでみたのですが、
『ラットの大動脈血管内皮細胞を酸素ナノバブルの共存化と非共存化で培養しながら・・・抑制することも示唆されました。』
 とありますが、人間が水を飲んだところで、それに含まれる酸素が肺以外の器官から血液中のヘモグロビンと結合して細胞、あるいは細胞内のミトコンドリアまで届くことがあるのでしょうか?

 ”ナノテック大賞バイオテクノロジー部門” をめでたく受賞された、ナノバブルの製造・安定化技術を確立した技術はなんだか凄そうで、今後なにかしらに役立つ技術かもしれませんが、価格は500mℓ6本入り1ケースが、1日2日で飲みきってしまうも量にも関わらず、送料、消費税込みで¥10500。
 1本あたり¥1750と砂漠でも購入をためらうような決してナノではないバブリーなお値段。
 引き続きめでたく私の誕生日である7月24日から2ケース以降は¥9450と大変お求めやすくなったようですが、仮に、仮にですよ、この商品が 『酸素ナノバブル水で動脈硬化予防の可能性』 の最後の節にある、高齢化社会や、医療費削減のための商品だとして、人間が飲んでも高濃度酸素による効果はなく、それに気が付いていての販売だとしたら、関心を装っているだけに、
  「ん~~」
 とか思ってしまう。
 そんなんで是非人間が飲んだ時の効果をリリースして頂けたらと願う次第であります。


 高濃度酸素の飲料水や化粧品以外にも、胡散くさいマイナスイオン商品 (こちらを軽く読み流して頂けると) 、あるいは効果を出すには含有量が少なすぎるにも関わらず、 ”○○で○○効果” などと謳ったサプリメントを含めた食品が、きちんとした効果が見込まれる機能を備えた製品に紛れてといった現状ではありますが、美容や健康に関する市場を中心に、日に日に増えている気がします。
 
 では何故このような疑似科学の製品が増えているかを考察するところ、単純に単価を上乗せしているにも関わらず売れているからである可能性が高く、私が危惧するのは、
 この状況が日本人の※理科離れを表すそのもののような気がしてならないこと。

 もし人間は酸素を肺から摂り込む、皮膚は排出器官という基礎的な知識を持っていたら、高濃度酸素水の効果を疑うだろうし、例えば ”アミノ酸配合でリフレッシュ効果” と謳っている商品があっても、含有量で本当に効果が期待できるものなのかを判断でき、結果割高なだけの製品を買うことはなくなる。
 同様にはびこっている理に適わないダイエット方法も淘汰され、私の身近にも存在する夏なのに着込んでプレーしているフットサル仲間も無意味な苦痛を味わなくて済むのではないかと思ってしまう。


 文部科学省が理科のカリキュラムを大幅に削減したことによって、今後先進諸国と比較して極めて低いと指摘されている日本人のこの分野における知識水準の益々の低下が予想されます。
 それにつけこみ擬似科学を謳った製品をリリースする企業が増え跋扈しだしたとするならば、それは様々な角度からみてあまり良い日本の未来図ではないだろう。
 文部科学省は認識を、生産者は倫理を、消費者は関心を持たなければ、次々と発生しては流行する妙な商品の市場が、さらに規模を拡大していくのではと心配でならない。



 クソまじめなエントリーになってしまいましたが濡れ場が多いということで御容赦。





 それでは。


理科離れ 
 
 参考
●皮膚呼吸してるって? 人間はいつからカエルになったのか




 

テーマ:ミネラルウォーター - ジャンル:ヘルス・ダイエット

  1. 2006/08/28(月) 10:47:21|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

マイクロバブルやナノバブルは、人体においてキャビテーションという現象を引き起こします。キャビテーションは二つの効果があり、破砕と破砕による開放です。例えば血管内において動脈硬化にキャビテーションが起きると、数千気圧の力が血餅部分を破砕し、流体を安定させる効果もあり、それゆえに組織そのものを傷つける可能性もあります。

日本の理化離れは、アメリカの戦略ではないかと最近は考えています。コンピューターの端末で動ければ、誰でも働ける世の中です。団塊の世代のように開発して切り開く考えを持った者が少なくなり、そして会社から出された能力者は外資系が再雇用する実情があるようです。
重大なテーマと私も危惧しております。
  1. 2006/08/28(月) 22:23:44 |
  2. URL |
  3. カトキチ #-
  4. [ 編集]

かときちさん

飲料水中に含まれるナノバブルは血液で運ばれるといった見解でしょうか?

理科は生きていく上で直接関係する非常に重要な科目だと思います。
削減するなら数学じゃないのかと。 
  1. 2006/08/31(木) 04:02:24 |
  2. URL |
  3. かんざき #-
  4. [ 編集]

高濃度酸素飲料を初め 最近スポーツクラブでは
飲んでやせる系の飲料を持っている人を
多く見かけます。
味は悪くないので私も飲まないことはないですが・・。
効果への過剰な期待を持っている人が多い気がします。
そもそも、飲むだけでやせるはずがないのです。
飲みすぎていたら逆に太るんじゃないかと。

話題のアミノ酸、コラーゲン等、もとはどんなものに
含まれていてどんなものなのか知ってるのかな、
とふと思ったり。
単品だけ摂取しても効果が出難いものもありますよね。
総合的に取ることが大切と常に思いながらも
なかなか実践できない者のいっちょまえなコメントでした。(^^;

  1. 2006/08/31(木) 10:04:06 |
  2. URL |
  3. うぃん☆ #-
  4. [ 編集]

うぃん☆さん

そうですね。
もちろん効果が期待できるものも多いですが、そうでないものも紛れていますね。
判断するには知識を身に付けることが一番かと思います。
トレーニング頑張って下さい。
  1. 2006/09/01(金) 12:13:40 |
  2. URL |
  3. かんざき #-
  4. [ 編集]

似非科学...

当方理系の者ですが、ナノバブルは単純にインチキ臭いと思っております。癌に効く等といって触れ回った商品でインチキでなかったものがあったでしょうか...そもそもどうやってナノサイズの粒子であることを確認したのかも気になるところです。
  1. 2008/11/30(日) 12:02:51 |
  2. URL |
  3. caffelover #mQop/nM.
  4. [ 編集]

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