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米より先に備えるべきもの

震災から2週間が経過しました。
日毎に増える死者の数、そして死者の数が増えるごとに減ると思われた行方不明者の数が未だ増え続けている現状に驚きと落胆を覚える毎日です。
被災した方々には重ね重ねお見舞い申し上げます。

3月11日の夜、都内の全ての交通が麻痺、都内で働く多くの友人はそこから歩いて帰ってきました。
電話やメールも繋がらない為、何人かの友人に電車の運行状況をメールやSNSのつぶやき機能で求められたので、運良く自宅にいた私は、鉄道会社のHPにある最新の情報を貼り付けると共に ”枝野はなるべく会社に留まるようにって言ってるよ" の文言も付け加えた。
というのも私はこのような国レベルの有事が起こった場合、国の情報や指示をできるだけ信じ、できるだけ従うというスタンスをとると決めていることもあったが、それ以上に歩いて帰るには非常に大きなリスクを伴うと危惧したからだ。

例えば私がその時間に渋谷にいたとして川崎市宮前区の自宅に歩いて帰るとする。
実際には自宅にいたが、シティー派だから六本木や麻布にいたかもしれない。
いや、ハイエンドだから赤坂か銀座かもしれない。
ってな冗談はさておき、例えばその辺りにいたとして何も考えずに帰るとしたならば国道246を歩いて下るだろう。
東日本にいた方は、も~え~~っちゅうほど味わいましたが、この規模の地震には立て続けの余震が付随する。
都心から用賀まで246の国道沿いには高層ビルやマンションが絶え間なく続く。
もしその間を歩いている間に大きな余震が起こったならば、それらのガラスが割れ、おびただしい数の破片が落下してくることは想定に難しくない。
ガラスの破片と言われると、酔っ払って割ったグラスの欠片などを想像しがちだが、ビルなどの外と隔てているガラスは、厚さ1cm以上のものもあり、大きな破片は数キロにもなり、それとは全くの別物だ。
それが数メートルから数十メートルの高さから降ってくる。
更に落下には空気抵抗を伴うので、尖った方が下になって落ちてくるのが自然の摂理だ。
三国志で知力の低い武将が山岳地を抜けて敵地に向かう道中、切り通しで両脇の崖の上に敵に待ち伏せをされ一斉に矢を浴びせられるのに等しい。
これはもうだめかもね。

また建物が壊れたり地面が大きくズレたりすれば、そこを走っているガス管も破損する。
ガス管が破損すればそこからガスがもれ辺りに蔓延、たばこはもちろん静電気でも着火し爆発を惹き起こす。
通りには身動きが全くとれなくなった車が数十キロも並んでいる。
これはもう車というよりガソリンタンクがきれいに並べられている状態に等しい。
爆発の熱は車のガソリンを発火させ爆発、ギチギギに詰まった車列では、追い抜くことも下がることも出来ず、前後の車の爆発を誘発し連鎖を重ね、数キロ数十キロに渡って道路が火の海に。
東京中の道路を舞台とした壮大なボンバーマンの幕開けだ。
これはもうだめかもね。

現実とは思えない悲惨な光景だがこれは実際に起こり得ることだ。
今回歩いて帰ってきた人は、運良く大きな余震は発生しなかかった為に事無きを得たが、命がけのギャンブルをして帰ってきたことを自負して頂きたい。

今回地震以上の被害をもたらした津波だって逃げたくても逃げられなかった方も多かったとは思いますが、とてつもない津波が迫っていることを知り得る情報やヒントはいくつもあったはずだ。
そもそも大きな地震が大きな津波がくることのシグナルだ。
このシグナルは誰もが怖いくらいに感じたはず。
にも関わらず被災地の津波直前の映像を鑑みると、もう足元にはひたひたと水が染み出しているのに渋滞して動かない車から脱出もせずに流された人や、安全とは思えないところで津波の様子を見物していた人も多かったように窺える。
津波の性質を知っていれば、避難するに適切な方法や場所を選定できるし、避難が不十分な人が周りにいれば教示し救うことも出来る。

この震災の死者は2万人以上と推定されるが、スマトラ沖地震での死者は22万人を超える。
実に約10倍の数字だ。
スマトラ沖地震後のニュースでは津波の性質や対応の方法が有識者によって今回の震災後と同様に語られていたが、私は対岸の火事とは捉えず、明日は我が身と曲がりなりにもインプットした。
だから地震で建物に潰されていなければ、津波では死ななかった自信があるし、逃げる際に周りに不十分な人があれば、声をかけて救っていたかもしれない、と軽々しく言ってみたり、あ、すみません。

日本にいる以上、これからも地震は起こるであろうし津波も起こるだろう。
原発においては未だ現在進行形だが、現在の不便さを考えれば福島原発が私たちの生活にいかに必要不可欠だったかが判る。
廃炉が決まっている以上、事が落ち着きを見せれば福島原発に変わる新たな原発の建設がどこかで始まるだろう。
ニュースなどで多く取り上げられているこの機会に、原発や放射線の構造や性質、ベネフィットやリスクを理解しておくのが次善だ。

有事に備えて食糧や飲料、装備などの備蓄も大切だが、それらが必要になるのは生き残った後でのこと。
地震や津波で死んでしまったら意味がない。
とりわけ子供や老人を養ってる家の長、会社やコミュニティーなどのガバナーは、家族や部下、仲間に適切な指示が与えられるだけのしっかりとした知識を担保していないと、自らのみならず多くの人の明暗をわけることになる。
また災害に対するしっかりとした知識を持てば、風評に煽られたり、必要以上に畏怖の念を抱いたり、過剰に不安を感じて無駄な買い占めや買い溜めをすることもなくなる。
隠蔽や欺瞞を見抜くことも出来る。
未曾有の災害を経験した私達が最大のプライオリティーで備えるべきは、他ならない知識だと思います。

そういえば昨日電車に乗っていたら、
「私泳げないから津波がきたらおわるんだけど」
と話していた若い女性がいたが、ヘタに泳げでもしたら避難をしないのだろうから、知識や技術、何も身につけないのも生き残る為の一つの方法論なのかなとも思った。











テーマ:東北地方太平洋沖地震 - ジャンル:ニュース

  1. 2011/03/26(土) 23:21:03|
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