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友達の死におもう

3月10日、友達の洋平が死んだ。
30歳だった。

突然の訃報はショックだったが、実際のところ毎日のように会っていたわけではないこともあってか、訃報を告げられても実感がわかないというのが正直なところだった。

私はこれといった宗教に属していない。
そればかりか、前世や後世はおろか、神も悪魔も天国も地獄も存在しないと考えている。
考えているというか、生前や死後はもとより、魂や宇宙の果てのことなど、考えても答えが出ないことは考えるだけ無駄なので、考えることもしないようにしているといったほうが正確かもしれない。
無宗教だが、釈迦の ”無記” の哲学は首肯できる。
だからここで洋平に捧げる文章を綴る気はないし、ご冥福がどうだと口では言うことはあっても祈ることはない。
そういった理由から、葬儀はもとより四十九日や何回忌といった一連の儀式は、死んだ者の為に行う儀式というよりは、残された遺族や友人などが死というものを実感し、受け入れ、ある種の区切りをつける、つまりは残された者の為に行う儀式と位置付けている。

14日、通夜が行われた。
すごい人数が集まっていた。
後から聞いたけど500人くらい訪れたらしい。
時間内に終わりそうにないってことで焼香の列が途中で3列から6列に変わったからな。
洋平のパワーだな。
地元ではちょっとした有名人だったからな。

友達の個性のない喪服や黒いタイ、黒と白に統一された会場や、添えられた華やかではない花、お香の匂い、ハゲの坊主やお経といったベタすぎる舞台装置を目の当たりにすると、やはり洋平が死んだことに対する実感がいくばくかわいてきた。
しかしながら年老いた爺さんや婆さんではなくガキの雰囲気が残る洋平の顔写真は遺影としてはミスマッチだし、棺桶は洋平の体には狭すぎるサイズだし、そのせいかなんだかまだ現実味を感じられずにいた。

焼香を終えると、会場の2階にあがり、ススムやカリ、ヒロシやマサアキ達とビールをのみながら話をした。
洋平が好きだったからという理由でギャングスタラップが流され、そこにはもはや通夜という雰囲気はなく、ここぞとばかりにテーブルに据え置いてある布巾を手にとっては
「おいきみっ、不謹慎だよ」
などと言い合い、噴飯しながらバカ話をした。
やはり死を実感する為に必要なのは、形式通りのベタな舞台装置なのだろう。

時間が来たので、最後に洋平に会っていってくれと洋平の兄であるシュウに言われ、1階に下り棺桶の中の洋平をのぞきこんだ。
そこではじめて突然猛烈な悲しみが襲ってきて、瞬時に号泣した。
ここ数年うるうるっとくることはあっても泣いたことなどない自分が、周りに友達がいるにも関わらず声も抑えることができないくらい泣いた。
よくわからないが、洋平が死んだという現実を棺桶の中の洋平を見たことではじめて実感し、それが心の許容を大きく超えたのだろう。
次の日も、ふとした瞬間思い出しては泣いた。
2日間泣いてもう泣くのはやめることにした。

洋平が死んだことでいろいろ考えた。
そのなかで一番強く感じたことは、ひとは死ぬということ。
家族も友達も自分自身もいつか必ず死ぬということ。
そしてそれがいつかはわからないということ。
そんなあたりまえのこと。

だからこれからは周りのひとに対して、もっと愛情をもって接していこうと思った。
自分に対しては、もっと気合いを入れて生きていかねばな思った。

そういうわけでこれからは今以上にウザい感じになると思いますが、ひとつよろしくお願い申し上げます。











  1. 2010/03/16(火) 16:20:05|
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  1. 2010/03/17(水) 10:35:51 |
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