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ユーロ2008の本当の見所

ユーロ2008開幕から4日が経った。
このくらいになると毎度のごとく、にわかサッカーファンが雨後のたけのこのように出現するのは、もはやお約束と言えよう。
にわかファンとリアルファンの峻別は簡単だ。
にわかファンは、話に耳を傾けていると、とりわけC・ロナウドがどうだとか死のグループがどうだとか、スター選手やスター軍団と呼ばれる強豪国の話しかしない。
そこがサッカーの醍醐味だと思っているのだろう。

まったくサッカーをわかっておらん。
いやー残念。

サッカーの醍醐味とは、人生全をわずか90分に集約してしまったかのようなところにある。
スター選手のスーパープレイや、それらの選手が集結しスター軍団と呼ばれるチームの試合は、選ばれし者だけに許された華やかな人生の集約であって、私をはじめとした市井の人の人生とは激しく乖離しており、別の世界で起こっている出来事、夢物語と言っても過言ではない。
無論夢物語は夢物語でしかなく、そんな幻想に自らの人生を重ね合わすことなど、せいぜいうら若き乙女がする行為であり、分別のつく大人の娯楽とは言い難い。

では今大会、注目すべきチームはどこか。
それはずばりスイスである。

ギガクス、カバナス、ジュルー・・・。
登録選手を見渡すと、聞いたことがない選手が大半を占めている。
大半が聞いたことがない選手と明言しても、それはおまいの勉強不足だなどとは言われないくらいの見事なメンツだ。
スター選手など誰一人として存在しない。
美しいぜスイス。
それに加えてゲームメイカー・マルガイラツ、守備の要・ミュラーは負傷で欠場。
ドタキャンしたA氏と旅行で来なかったD氏の穴で最下位に沈んだ、第二回フッコカップでの我らがフットサルチーム Golden's をも彷彿させる。
もしもスイスの監督が風雲たけし城の谷隼人だったならば、きっとこう叫んでいたに違いない。
「よくぞ集まった我が微妙選手達よ!」

んでもって、ひょうひょうと開幕戦に登場してきた我らがスイス。
相手はチェコ。
チェコといっても、ネドベド引退、ロシツキもバロシュもいないという、こちらもやや微妙な状況。
よくぞ放映したTBSよ!
でもそこはユーロ。
始まってみれば引き締まったナイスゲーム。

しかしながら我らがスイス。
前半で早くも自国開催に並々ならぬ意気込みを見せるキャプテン・フレイが負傷退場。
靭帯部分断裂により今大会は絶望に。
"諦めなければ夢は叶う" や "不可能はない" など、才能の欠片もない輩が真に受けたら責任取れんのか!とくさしたくなるような発言を連発するスター選手が跋扈するこの大会で、フレイは "頑張ったからといって必ず報われるとは限らない" という誰もが直視を避けがちな現実を、自らの体をもって示唆的に教えてくれたのかもしれません。
泣きながらピッチを後にする背中には、夢破れし男だけが放つことを許される、悲哀のようなものが漂っていて、万感胸に迫る思いがありました。
まさに人生。
ありがとうフレイ。
またピッチに戻ってこいよ。

その後の試合は、スイスも健闘をみせ一進一退のシーソーゲームが続くものの、後半26分、スイスディフェンス必至のクリアが芸術的な放物線を描いてチェコの選手の元へ、ボールが跳ね返されることを察知して、生き残るための唯一の術である抜群の組織力ですかさずラインを上げるものの、どさくさ紛れに関係ないところから走りこんだ途中出場の若造、スヴェルコシュにボールを拾われ、蹴りそこなったかのような脱力系アウトサイドでゴールを割られてしまうあたりに、人生における徒労や詫び寂びをチーム全体で表現しているように思えて涙を禁じえません。
美しいぜスイス。

その後スイスに訪れた決定的場面で放ったボレーシュートは精密機械で測ったかのようにバーを直撃、それ以外のシュートもスターGKツェフを輝かす為の演出でしかありませんでした。
まさにスター街道を外れた男の生きる道。

そして健闘むなしく得点を奪えないまま、選手や国民の夢は、試合終了を告げるホイッスルの音と共にアルプスへと消えていき、たとえ周りから期待され多くの人に応援されてもダメなものはダメ、という私達の人生がそこにはありました。
美しい、美し過ぎるぜスイス。


初戦は最悪でも引き分けが鉄則のグループリーグ。
優勝候補のポルトガル、強豪トルコとの対戦を残した今、早くもグループリーグ敗退が濃厚となっています。
我らがスイスには、残り2戦も実力通りに敗れて大会を去ることで、現実から目を背け夢物語に陶酔する人々に、人生とは厳しいものでミラクルやサプライズはそう簡単に起こるものではありませんよという現実を、真正面から突きつけて頂きたいと切に願います。


このような美しき選手やチームに人生を重ね合わせながら観るからこそ、サッカーってのはおもしろいんだよ。
いやーわかってないわ、ほんとに。





テーマ:EURO2008 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/06/11(水) 07:04:20|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

楽しみ方は千差万別だと思います。
管理者様の独り言でしょうけども、知識を溜めると、こんなにも自惚れてしますのですね。
にわかファンがいることでTV放送も可能になっているのではないでしょうか。少数のリアルファンでは現在のように露出が多くならないのですよ。おわかりですか?管理者様は選手の情報は雑誌、TV、ゲームでお勉強されたんですか?にわかファンも今回の欧州選手権で楽しみながらお気に入りの選手、国を見つけたりと楽しめるんじゃないでしょうか?
知識がある管理者様が言うリアルファンがまだにわかファンだった頃も観戦して楽しめたでしょう。管理者様はその時よりも今の方が見ごたえがあるというのでしょうけど。友達ににわかファンがいらっしゃるならブログにあるようなことは言わない方が良いんじゃないでしょうか?懐の小さな人間と思われてしまうんじゃないでしょうかね。老婆心ながら。
  1. 2008/06/11(水) 11:48:22 |
  2. URL |
  3. ビジャ #-
  4. [ 編集]

ビジャさん

コメントありがとうございます。
ご理解頂けているとは思いますが一応記しておきます。
あくまでジョークです。
  1. 2008/06/11(水) 14:24:27 |
  2. URL |
  3. かんざき #-
  4. [ 編集]

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