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 チベット問題で考える国境線の意味

 <チベット暴動>新華社が「死者は19人」に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080322-00000028-mai-cn
                  3月22日11時29分配信 毎日新聞


チベットはラサで騒乱が起きています。
ご存知かと思いますが、これは今回に始まったことではありません。
3月10日はチベット民族蜂起記念日であり、毎年デモなどがチベットのみならず各地で行われています。
それに加え、今年は中国でオリンピックが開催され注目度が増す為、1959年の侵略以降続く、中国のチベットへの暴挙を世界にアピールするには機とみた節があります。
そのあたりの背景は finalvent さんがが詳しく言及されていますので、興味がある方はこちらを。
加えるならば、2006年の青蔵鉄道の開通によるチベット国内の漢民族の増加が事を大きくした要因ということでしょうか。

チベットを呼び水に台湾もアピールを開始しましたが、キルギスや東トルキスタンでもチベットと同様の行為が行われています。
この中国のチベットなどに対する非人道的な行為、またそれに関して隠蔽、煽動、誘導等が意図とされた中国の報道は、非難に値する行為です。
当然国際社会からの謗りは免れず、なんらかのキックバックを喰らうことになるでしょう。
連日多くの方やマスコミが連日それについて言及されていますので、本エントリーではあえてそこにはあまり触れませんが、あくまでも中国の行為は非難に値することを前提として話を進めていきますので、そこんとこヨロシク。

現在中国政府は外国メディアがラサへ立ち入ることの一切の禁じています。
連日報道で発せられる映像や数字は、どれもバイアスがかかりまくっているようで、正確に事の程度を把握するにはやや情報不足といった感は否めません。
ダライ・ラマ14世が望むように国際機関による精査が早急に必要かと思います。
とは言うものの、中国政府の気質や、両国に対して利害関係にあたらないと思われる日本人旅行者のコメントを聞く限り、中国による過度の制圧行為とみるのが自然でしょう。
当然テレビやブログなどで世論を推しはかるに、全てと言って良いくらい中国を非難しています。
そしてかくも流れを受け、チベットの独立運動を支持する風潮が加速している節が、一部にあるような気がします。
ですが、中国によるチベットでの非人道的行為を非難するのと、チベットの独立を支持するのとは、別々の問題と捉えなければならないと私は考えています。
非人道的行為の是非は、もはや議論の必要もありませんが、独立に関してはどちらが是でどちらが非と断言するに至るのは非常に難しい問題だと捉えます。
少々枕が長くなりましたが、本エントリーでは、とりわけそのあたりをターゲットに言及していきたいと思います。
尚、本エントリーはチベットの独立を反対、または推進する等の政治的テーゼではございませんので、それも先程の前提に付け加えておきます。


では独立の是非を難しい問題と捉える事由なんかをつらつらと。

●国家の細分化
人種や民族、宗教や文化などによって、国家を分けるべきだという考え方があります。
民族主義、国家主義、またモンロー主義も同じような意味合いを含んでいるかもしれません。
以前も綴りましたが(参照)、1980年以降、多様な民族、文化、伝統を抱え "モザイク国家" と呼ばれた旧ユーゴスラビアでは、それぞれが独立を望み、それを抑制しようとと90年代に政府が軍事制圧に踏み切り内戦が勃発しました。
1994年のサッカーW杯に、当時最強と謳われた当時のユーゴスラビアが出場を認められなかったのはサッカーファンでなくとも知るところでしょう。
国連による民族浄化の為の空爆や、経済制裁などを経て、ユーゴスラビアは現在6ないし7つの国に分裂しています (6ないし7"というのは今年の2月17日にコソボがボスニアの自治区から独立を宣言しましたが、現在容認の是非が議論されているからです)。
チベットもそれを望んでいますし、独立支持派の概ねの見解もそういった方向性だと思います。


●国家の統一化
翻って、人類みな兄弟、国境線なんかいらねぇぜ、という考え方があります。
カントやアイン・シュタインも、このコスモポリタニズム、あるいは国際世界という理念を提唱しています。
かのジョン・レノンも往年のヒットナンバー、イマジン で、国境も宗教もなく世界がひとつになればいいと歌っています。
記憶に新しいところでは、主義の異なる東西ドイツが統一を果たしました。
お隣の朝鮮半島でも、統一を懇願するムーブメントをよく見聞きします。
最も顕著なのは拡大を続けるEUこと欧州連合でしょう。
国境のイミグレも排除され、通貨も一部を除いて統一、その他にも政治、軍事などが統合され、国境による隔たりが薄れてきています。
近い将来にはEU大統領が選出される向きもあります。
詳しくは綴りませんが、連合を組むことによるメリットは多大なものです。


もう少し身近に日本に置き換えて考えてみます。
もちろんチベットや他の国々とは規模も地理的条件も歴史的背景も異なりますので、あくまでものの考え方として捉えて下さい。


●国家の細分化
島国である日本も、現在では多く人種や宗教が混在しています。
近年外国人がものすげー勢いで増加していることは、誰もが生活のなかで実感していることでしょう。
ここ数年のトヨタやキヤノンの収益率は目をみはるものがありますが、人件費の安い外国人労働者を積極的に雇用するというファクターが非常に大きく、工場が輻輳する岐阜県の美濃加茂市では、人口の10分の1が外国人になってしまいました。
不法滞在者なども加えると、実際はそれ以上の数字になるでしょう。
またトヨタの奥田氏は前経団連会長、キヤノンの御手洗氏は現経団連会長ということを加味すると、両社をビジネスモデルとして、今後多くの企業が外国人労働者を積極的に受け入れる方向に進んで行くと推測されます。
ですので現在派遣で働く人は、
「悪いねー、半分の賃金で喜んで働く人達がいるみたいだからひと山いくらで雇うことにしたよ」
とちかいうちにまとめてクビをきられるかもしれません。
なんと言うか諸行無情です。
え~、話がずれましたので元に戻します。
例えば新大久保には韓国人が、葛西にはインド人が、信濃町には創価学会が、天理市には天理教がコミュニティーを形成しています。
彼らが今後コミュニティーを拡大していき、
「人種や宗教が異なるので同じ法律の下では暮らしていけません。国家として独立を希望しま~す」
と言い出したらどうでしょうか。
メリットも考えられますが、様々な弊害が生じることは必至でしょう。
政府が認めず、それにより騒乱が起きれば、警察や自衛隊を出動させ実力行使で鎮圧することも考えられなくはありません。

●国家の統一化
世界統一、あるいはアジア統一は、あまりにも現実と乖離していますので、日本を含めたアジアがEUに倣ってアジア連合を形成し、国家間の垣根を低くすると考えてみます。
仮に通貨を統一したらどうでしょうか。
物価も大きな差があり、脆弱で不安定な東南アジアの国々の影響をモロに受けて、通貨はもちろん、日本の金融全体が失墜することは蓋然です。
出入国もユーロのようにパスポートが不要となり、イミグレも税関も撤廃、あるいは簡略化したならば、大陸から何億もの人や、いかがわしい物が流入し、治安が乱れたり文化が崩壊するなどの様々な弊害が起きることは想像に難しくありません。
現実に中国の拡大政策には日本も視野に入っていると聞いたことがあります。
正直バカなのではないだろうかと思いました。


繰り返し申し上げますが、現在チベットで起きている中国の非人道的行為や、欺瞞に満ちた報道は非難に値します。
ですがチベット独立の是非に関しては、上記の事由からも、どちらが次善か答えを出すのは、一筋縄では行かない極めて難しい問題だと私は捉えています。
逆を見下ろせばもう一つの大国、インドがどかーんと構えているわけだしさっ。

国境線は増やすべきか消すべきか。
チベットでもそれ以外の国々でも、今後もこのアポリアをめぐって多くの血が流されることでしょう。
その答えのヒントを得る為にも、引き続きチベットに注目していきたいと思います。


あとあんま関係ないんだけど、このチベット騒動が沈静化したとしても、今度はサッカーW杯の開催地である南アフリカが抱える人口の20%を超えたといわれるエイズ問題や、やたら高い殺人率などが顕在化して、また新たな問題や議論が巻き起こるんだろうなとか思った。
中国とチベット間の問題も、今に始まった話じゃなくね?って感じなわけだし。
まぁ現在実存する問題が、オリンピックやW杯などの世界的イベントをきっかけに世界中に露見して、様々な立ち位置や角度から議論が発生して解決の方向に進むのは良いことだと思うんだけどさっ。
そのあたりについては折をみて綴るとするか。


綴らないかもしれないけど。
それでは。




  1. 2008/03/24(月) 11:35:21|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

惨忍で極悪非道の中国大陸政府にだまされないようにしましょう!

中華人民共和国はオリンピックを開くのにふさわしくない。北京でオリンピックを開くのをただちにやめるべきだ。たくさんのチベット人をどんどん射殺していく中国政府の態度は、まさに中国人の周辺民族への蔑視と虐待そのものを示している。そのうち日本もチベットと同じようになる。ゴーマンで残虐な中国大陸政府によっていままでにかぞえきれないほど多くのとうとい生命がむしけらのように虐殺されてきたのだ。中国大陸政府は非常に残虐な暴力団である。彼らは他国においてさえ、何の罪もない新井泉さんのような立派な人を監禁虐待して長いあいだ食事も睡眠も与えないまま強制的に死に追いやっている。中国大陸政府は昔から野党というものさえ存在させない。モラルも道徳もない野蛮で残虐そのものの中国人はヒトをヒトとも思わない残虐な政治をすでに半世紀以上にわたって続けている。こんな世界最悪の中国政府のためにオリンピックを開くべきではなく、ただちにオリンピックを中止し、中国大陸政府を滅ぼすべきである。
  1. 2008/03/25(火) 06:05:59 |
  2. URL |
  3. 麻美 #-
  4. [ 編集]

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