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雪の画用紙

現在肉体改造中であります。
常に改造中なんで、強化期間って解釈でお願いします。

昨日は筋トレと筋トレの合間をぬって筋トレをしてきました。
今日はサッカーの予定だったんだけど、なんか雪が降ってやがるんで血迷って短編小説とか書いてみました。
携帯小説っぽくレトリックや難儀な語彙は "あえて" (←ここ重要)避けましたので気軽に読める内容となっております。
暇な方は読んでみて下さい。
忙しい方は私の稚拙な文章など読んでいる場合ではない。

   以下


    ~ 雪の画用紙 ~

青年は画家を夢見ていたが、その生活は貧しかった。
文房具屋で働くタミコは、毎日のように絵の具で汚れたボロボロの服を着て画材を買いに来る彼が画家を目指していることを、バッグからはみ出すコンクールのチラシで知っていた。
青年は腕には自信があったが、目指していた有名コンクールの直前で、食べ物はおろか、絵の具を買うカネも尽きてしまう。
絵も描けなくなりコンクールを諦めようか悩んだが、夢は捨てきれず、行きつけの文房具屋で盗みを働くことを試みる。
タミコはいつもと違う彼の挙動でそのことに勘付いたが、何も言わずに見逃すことにした。
青年はタミコを一瞥して店を出ると、雪の舞い降る外へと消えていった。
彼の申し訳なさそうな目を見てタミコは全てを察した。
「頑張ってね」
タミコはそうつぶやいた。
それから青年が店に来ることはなかった。

一年が経ったある日、綺麗な装いの青年が店を訪れた。
「おひさしぶりです」
声をかけられてようやく気が付いたが、紛れもなくあの時の彼である。
「実は一年前のコンクールで最優秀賞に選ばれて、画家として食っていけるようになりました」
一年前まで毎日のように顔を合わせていた二人だが、会計以外の話をするのはこれが初めてである。
タミコは驚きのあまり
「えっ、すごいじゃん」
と答えるのが精一杯だった。
青年はしばらくの沈黙の後、何かがふっ切れたようにこう言った。
「見逃してくれてありがとう」
「えっ、なんのこと」
タミコはあの日のこととすぐに気が付いたが、とっさにそう答えた。
「実は今日、あの時の絵の具を返しにきたんです」
青年はそう言ってバッグから筒を取り出すとそれをタミコに渡した。
タミコはおもむろに筒を開けてみた。
すると中には一枚の画用紙が入っていた。
青年は様子をうかがうようにこう言った。
「絵の具、チューブから出て乾いちゃってるけど・・・」
そこには黒いエプロンを着てレジで微笑むタミコが、鮮やかな水彩画で描かれていた。

画用紙の向こうに見える外の景色には、いつの間にかあの日と同じ白い雪が舞い降りていた。
降り積もる雪で街が真っ白な画用紙となり、文房具屋と二人が鮮やかに彩られる。
一枚の絵が完成した。






テーマ:下手な短編小説ですが・・・。 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/02/03(日) 14:15:22|
  2. 未分類
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